日々の生活で感じたこと
研修の中で考えたことなどを
折々に触れてお伝えしていきます
見納めの冬

札幌は春めいた陽射しが降り注いだり
雨が降ったり
雪が降ったり・・・

雪が解けてくると道路が泥々で少し滅入ってしまう。

見納めと言うべき雪だるまに出逢えた。


散歩で通る度にやせ衰えてきている。



積もった雪がキラキラ光っていた。

冬も見納めだ。

18:13 oriori comments(0) trackbacks(0)
オカシナ行動

週末の仕事が終わって家に戻ると息子が先に帰っていた。
夕食の献立は考えていたものの
待っている人がいて、慌てて作るのは面倒だ。
おまけに、ぐぅ〜っとお腹が鳴るくらい空腹だ。

回転寿司に行こう!
金曜の夕食の時間帯、混んでいるかと思ったら
すぐに席につくことができた。

カウンターで食べ始めると、息子の隣の人のお皿が気になる。
空いたお皿はどんどん高く積み重なる。
その前のひとつのお皿に舎利もどんどん積み重なる。
その人はお寿司の舎利のおよそ半分を残して食べるスタイルのようだ。

その光景がどうしても気になって
なんとも言いようのない気持ちになった。

いつもなら、食べ盛りの息子の高く積み重なる空の皿を眺めて
お茶をすすりながら息子の食べ終わるのを待つ私が
お腹が苦しくなってもまだ食べていた。
仕事帰りのスーツのままで、スカートのウエストが苦しくなって
なおかつ、ジャケットのボタンまで苦しくなっても
まだ食べていた。

なんとも言えない気持ちが「食べる」という行動に繋がっていた。
あるいは、女の私だってこんなに食べるんだって
見せつけたかったのかもしれない。
その人が見ているいないに関わらず。

息子の隣の人が帰って、私達も会計を済ませて外に出て
「隣の人の食べ方見た?」と息子に聞いたら
「ご飯を半分ずつ残して、ヘンな食べ方だったね」と言った。
「餓死する人もいるこの世界で、ああいう食べ方する人大っ嫌い!」
と言って溜飲が下がる気がした。

翌日、朝起きて、なんだか身体が重くて
体重計に乗ったらキッカリ1キロ増えていた。
言い難い気持ちを感じると私はオカシナ行動に出るらしい。
体重計の数値を見て改めて痛感したのだった。

17:55 oriori comments(0) trackbacks(0)
購買意欲
仕事帰りにデパ地下に寄った。
お気に入りのカマボコを買うつもりだった。

お目当ての売り場に着くと一人の女性のお客様が
店員さんに注文してカマボコを袋に詰めてもらっていた。
私はその女性の右側に立ってショーケースを眺める。
どれにしようかな・・・

一人の男性がやってきて、その女性の左側に立った。
するとその店員
左手にカマボコの入った袋、右手にトングを持ったまま
顎をその男性の方に突き出して
「そっちに並んでください」
と私に目を向けた。
反射的に「ハイ」と応えてしまった。
その男性の左側に立ったものの
釈然としない。
やぁ〜な気分。

お客様に対して
顎で方向を示す、命令口調の物言い。
感じ悪い。

カマボコ食べたい。
この店員から買いたくない。
ふたつの欲求が私の中でせめぎあう。

その女性のお客様が
「別の袋に詰めてください」と、また注文を始めた。
店員の動きを見つめていた私は
店員の面倒くさそうな表情にげんなりした。
店員の心の中の舌打ちが聞こえた気がした。
ショーケースのカマボコが不味そうに見えてきた。

やめたっ!
私はその店員に背を向けたが、
そういう人には私の心の声は聞こえないだろう。
聞こえるはずがない。

接客をする人によって、お客様の購買意欲は大きく左右される。
23:04 oriori comments(0) trackbacks(0)
自分の言葉で

「自分の言葉で」なんて目にするコトも多い気がしている。
たとえば、就活の面接対策では「自分の言葉で・・・」
という具合に。
だがこれが案外難しい。

長い期間にわたって研修を担当させて頂いた企業で
研修が終了するにあたり、受講者の方々に
「今までの研修を通して考えたコト、感じたコト」
を伺った。
そして、私はとても感激した。
まさに、ひとりひとりが「自分の言葉で」お話してくださっていた。
かいつまんでしまうが
「思っていても言葉にすることができなかったが
 自分から何か言うことができる、
 自分の意見を述べて会話が始まることがわかった。
 しゃべれるようになってよかった」
とおっしゃって下さった発言には胸が熱くなった。

報告書を作成しながら、ふと思い出した。
私が師と仰ぐ、故・友田先生の言葉だ。
「自転車は頭で考えていても乗れるようにはならない。
 練習しているとある日突然、乗れるようになっちゃうの!」
うんうん・・・
なんて、改めて、友田先生の言葉を咀嚼している。

企業の社長からも
「皆それぞれに自分の切り口で意見を述べており
 その成長ぶりに驚きました」と言葉を頂いた。

自分の言葉で・・・奥が深いのである。

10:40 oriori comments(0) trackbacks(0)
頬が緩んだ土曜の朝
土曜だというのに息子のお弁当づくりで早起き。
車で目的地まで送り届けた後は
ケリーを車に乗せて遠出の散歩。
清々しい朝の空気を胸一杯に吸い込む。

遠くから聞こえる鳥のさえずりに引き込まれるように
どんどん雪の中を進んでいくと・・・



ひやぁ〜っ!
久しぶりにエゾリスとご対面。



なんとも愛くるしい姿!



おそらく胡桃を手にしているのだと思います。
殻を食む音が静謐な空間に響いていて
心地よいことこの上なし。
木の下からリスを見上げていると
胡桃の薄皮がパラパラと私に降りかかってきて
思わず頬が緩みました。

 
19:19 oriori comments(0) trackbacks(0)
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