日々の生活で感じたこと
研修の中で考えたことなどを
折々に触れてお伝えしていきます
相手に応える
電話を切ってため息をついた。
長い長い電話で、受話器を持つ手がしびれてしまった。
ある仕事先の方から相談があるという電話だった。
「今○○という状況で・・・どうしたらいいと思います?」
私なりに一生懸命考えて応えた。
その方の話があまりに長くて、正直、途中で集中力が途切れそうになったが
答えるのでなく、応えようと努めた。

さんざん、あれこれ、やりとりをしたが
「そうか、わかりました。整理つきました。やってみます。」
明るい声でその方は言った。
結局のところ、
その方は最初から自分で“やりたいこと”は決まっていたのだと思う。

自分で“やりたいこと”は決まっていても、
誰かに背中を押してほしいこともある。
迷うこともある。
誰かに話すことで、自分の中でごちゃごちゃに散らかっていた思考が
すとんと落ち着くこともある。
ひとりで考えていると、ぐるぐる堂々巡りしてしまうのは私も然り。

中途半端になっていた自分の業務には、すぐに戻る気になれず
パソコンのスクリーンセーバーはそのままに、甘い物を食べることにした。

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伝言ゲーム?!
“良くないこと”は枝葉がついて広まりやすい。
改めて実感した。

研修の中でAさんは、“良くないこと”を言語化した。
それは、日頃から感じていた問題意識でもあったはずだ。
だが、それは、人によって受け止め方が違うし
外部講師である私と、一緒に働く仲間ではさらに受け止め方が違う。
Aさんの発言が、聞き手の解釈でどんどん“良くない”枝葉がついて
上層部の耳に入った。
部下を管理する立場の人は、マイナスのイメージをAさんに感じた。
Aさんにちょっとしたお小言があったそうだ。

私にも同様の体験があったから、Aさんの気持ちがわかる気がした。
自分が言った言葉がどんどん形が変わって伝わる恐ろしさ。
それなら、言わないほうがいいんだ……と思いかねない。

まるで、伝言ゲームだなぁと思った。
最初の言葉が人づてに伝わるたびに、変化していく。
言葉って難しい。

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