日々の生活で感じたこと
研修の中で考えたことなどを
折々に触れてお伝えしていきます
せめて言葉で
Qちゃんの引退会見を見た。
久々に清々しい気持ちになれた。
最後は私までウルっときてしまった。

「文は人なり」というが話し言葉もその人を現すものだな〜。

Qちゃんは一般の人たちへの感謝の言葉とエールを送っていた。
たしかに、何をやっても「あたりまえ」で労ってもらえることは少ない。

先日、研修の後にある男性が
仕事でクタクタになっても“お疲れ様”とか“ありがとう”なんて
家族に言ってもらったことがない・・・というような話をしていた。

業務量が多く、社員が疲れ切って、人間関係もギスギスしている・・・
ということもよく耳にする。

自分自身がすり減って気持ちにゆとりもなかなかもてない。
私もいつもあたふたしている。

働くって大変だ。
円高、株安と景気の動向も暗い。
お財布の中が潤わない分、お金を出し惜しむのは私も然り。
せめて、感謝や労いの言葉は出し惜しみせずに遣いたい。
気持ちのこもった言葉で人と人との関係性くらいは潤いがほしい。

きっと、そう思うのは私だけではないはずだ。

 
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伝える
「○○さんはどうでしょうか?」
しごく簡単な質問をして、何人かにあてていった。
研修の中のこと。
優等生的な返答をする人。
投げやりな印象の人。
いろいろいるが、その人は沈黙した。
私は黙って待った。
長く感じるけれど、そういう時間は本当は長くない。
すると、見学に来ていた管理職の方が
「先生、○○はとばしてください。違う人にあててください。」
と、会場の後ろから声をあげた。

気持ちはわかる。
管理職の方にしてみたら、もどかしいし
待ってるくらいなら他の人の返答が聞きたい・・・
でも、私は「もう少し待ってもいいでしょうか?」と言ってしまった。
きっと、その人の中ではなにか動いていると思ったからだ。
すると、ぼそぼそとしたちいさな声でその人は言った。
「メールでなら、言いたいことがうまく言えるんですけど・・・」

考えていること、感じていること、言いたいこと・・・
いっぱいあっても、それをうまく言葉にできない人が増えている気がする。
無機質なPCやケータイにならいくらでも言葉にできるのに
“人”に対して言葉にできない。
自分が思うように伝えるのは難しいけれど
言葉で表現するって大切なことだ。
なにも言わなければ、やっぱり伝わらない。
コミュニケーションは難しい。

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